今日来られなかった人達と
一緒にまた作りたい
2010年6月3日 北海道札幌市
手稲区民センター 桜庭春江さん主催
札幌駅から電車で20分ほどの手稲駅前に手稲区民センターはありました。会場3階の料理実習室。申し込んでいたけれど都合で来られない人達もいて、10名の参加者で卵油作りを体験しました。
主催者の桜庭春江さんは、「この地域も他と同じように高齢化しているんです。住民同士が支え合って生きていけるような地域社会作りをを目指して行くには、まずは健康が第一です。医者や薬にばかり頼るのではなくて、自分の手で健康づくりをするためには、自分で作って飲める卵油がとてもいいんじゃないかと思って、この教室を企画しました」と開催のいきさつを話してくれました。
卵油作りの作業をしながら「先生、携帯で写真を撮ってもいいですか」とフライパンの中の黄身の様子が変わっていくのを記録する人も居ます。「サラサラのふりかけみたいになってきた!」「こんなに黒くなって大丈夫なんですか」「煙が出てますけど、いいのかしら」と初めての体験に不安と期待で盛り上がります。
もうもうとした煙とともに卵油が滲み出てくると「わぁ!出てきたー!!」「これが卵油なのね!」と歓声があがりました。
「娘がアトピーだったので、だいぶ前なんですけど札幌に来る前に近所のお年寄りから卵油の作り方を教えてもらったことがあるんです。生活習慣病の予防などにも素晴らしい力を発揮する卵油を、今日来られなかった人達とも一緒にまた作りたいと思っています。今日は参加してくれた皆さんも喜んでくれたので、とても嬉しい」と主催者の桜庭さんはお話ししてくださいました。