身体中が悲鳴を上げた40代の更年期に出会った卵油が
女子大生になった私の人生を支えてくれる
静岡県御前崎市 山下洋子さん 67歳（取材時）
■満州で生まれ、中卒で製糸工場へ
「夢って、あきらめなければ、かなうものなんですね。こんなふうにまた勉強ができるようになって、あの頃から考えたら本当に夢を見ているようです」
満州で洋子さんが生まれたのは昭和20年、終戦の直後8月30日でした。5歳と3歳だったお兄さんとお姉さんは、引揚げの途中で亡くなり、日本に帰り着いたのは洋子さんとお母さんの2人。お父さんは後から日本に戻ってきました。
その後、3人姉妹の一番上という境遇になり、誰でも食べるのが大変な時代だったため、洋子さんは中学を卒業すると高校進学をあきらめ、愛知県豊橋市の製糸工場で働くようになりました。そして、給料のすべてを家族へ仕送りしていたのです。
「19歳の時に、親が東京の看護学校へ行くようにすすめてくれて、卒業後、地元で准看護婦として働き始めました」
いつかは高校へ行って勉強をしたい、という気持ちを胸に抱いていた洋子さんは、街中の電柱や看板に知らない言葉があると、いつも英語や国語の辞書で調べていました。
■身体中が悲鳴を上げ、うつ病のようだった
結婚、離婚、そして再婚、そして男の子を授かった洋子さん。その子育ての最中の40代は更年期障害との闘いでもありました。
「病気の問屋になってしまったんじゃないかと思うほど、次から次へと身体の不調に悩まされたんです」
もともと子供のころからあまり丈夫ではなかったのに、身体中が一斉に悲鳴を上げたような感じでした。動悸、不眠、手足の冷え、イライラ、便秘、貧血、肩こり、頭痛、めまいなど、数える指が足りないほど。その上、椎間板ヘルニアとぎっくり腰で、くしゃみや寝返りもできない日々が続きました。
「あの頃はうつ病みたいでした。何もする気がおきないんです。気持ちが落ち込んでいて、人にも会いたくないし、一日中暗い顔をして『疲れた… 』が口癖でした。もう一生健康な生活は送れないんじゃないかと、悪い方へ悪い方へと考えが行ってしまっていました」
■更年期を克服して高校に入学
そんな時にたまたま目にしたのが卵油の体験談でした。『これは良いんじゃないかな』とひらめきのようなものを感じ、さっそく取り寄せて飲みはじめた洋子さん。直感はあたっていました。
「しばらくすると、症状も一つずつ消えてゆき、重く垂れこめていた雲がパァーッと晴れていく感じでした。歯車がどんどん良い方に向かっていって、気持ちも前向きになりました」
そうなると、しまい込んでいた夢『高校へ行きたい』という思いがどんどん強くなっていきました。息子さんも成長し、大学を卒業したのをきっかけに、夢の実現に向けて高校入学を決意した洋子さん。
静岡県立榛原高校定時制に入学したのは64歳の時でした。同級生は１０代で、年齢差は50歳近く。一年生の時には、県内の通信制と定時制の高校生による生活体験発表で、高校に入学した思いや将来の夢を語り最優秀賞を獲得。4年制のところを3年ですべての過程を終了し、3年間を通じ成績は首席。
「体育の授業もあって、先生にハンデをくださいってお願いしたのに、サッカーやバスケでも手加減なしなんです。負けず嫌いなので、必死で頑張りました」
■体力・気力・知力も充実、卵油が人生を支えてくれる
「大学生活は慣れないこともあって大変ですけど、『大学にいるんだ』と思うだけで幸せで夢心地です」
高校を卒業後は静岡市にある静岡英和学院大学に進学し、女子大生になりました。家から通えない距離ではないものの、かなり遠いため一人暮らしを決意してアパートを借りました。
「幸せなことに、主人がとても応援してくれています。土日には家に帰りますが、平日はアパートから丘の上にある大学まで自転車に乗って、駐輪場からは教科書やパソコンをかかえて階段を上ってキャンパスへ通っているんですよ」
以前は、すっかり元気になると卵油を切らしたままにしてしまい、体調が悪くなると『あっ！卵油飲まなきゃ』とあわてて取り寄せることが何度もありました。今は、切らさずにきちんと飲み続けているので、体力・気力・知力ともにとても充実しています。 「高校の化学の先生に、『頭が良くなるには核酸のサプリを飲んだ方がいいですか？』って聞いたら、『脳にはレシチン、だから卵油がいい』って教えてくれました。
卵油は私の人生を支えてくれているんですね。これからは、古典や漢文を勉強して大学院に進み、将来は教師の資格も取りたいです」と、輝く笑顔でお話ししてくださいました。
※お客様個人の感想であり、効果効能ではありません。
