「ちえの輪卵油」の原料は「自然環境」「飼育方法」「愛情と手間」この3つが揃った、生命力あふれる奇跡の卵です。健康のために飲むものだから、その原料には「薬品を一切使わない自然なものであること」を私どもは常に徹底してまいります。
他にはない自然環境!
奇跡の森が育む亜熱帯の生態系
■鶏の原種は東南アジアの森に棲んでいる
卵油の原料は卵の黄身だけ。文献に出てくる本当に良い卵油を作るには、健康で生命力あふれる卵を原料にすることが大切です。そんな理想の卵は日本にあるのでしょうか。
ヒントになったのは、世界中にいる鶏の共通の先祖で東南アジアの森に生きるジャングルファウル(赤色野鶏)です。 沖縄県北部にいる特別天然記念物のヤンバルクイナと同じように、森の腐葉土の上を歩き自然の餌をついばみながら生活をしています。
このように、昔の鶏と同じように、現代の鶏が本来持っている生命力を発揮できる環境は、日本で一番東南アジアに近い沖縄の亜熱帯の森なのです。
■鶏舎の中のすがすがしい空気は、亜熱帯の森の恵みのおかげ
戦争で自然を破壊された沖縄でも、奇跡的に生き延びた森があります。南城市大里の人里離れた高台の西側には、鬱蒼とした亜熱帯の森が広がっています。昆虫やミミズの他に目に見えないたくさんの微生物などの命を育み、鶏舎はその森とつながって一つの生態系となっています。鶏たちは、鶏舎に居ながらにして森の中で暮らしているような環境なのです。
鶏舎内が森の中にいるようにすがすがしい空気なのは、この原始のジャングルから移り住んだ微生物が鶏舎内の環境をコントロールする力を発揮しているからなのです。
沖縄だからできる
薬品を一切使わない独自の養鶏
■EM(有用微生物郡)が浄化している環境だから、消毒不要
日光浴や砂あびをして、それぞれ自由に過ごしている鶏たち(品種はボリスブラウン・白い鶏は同種のオス)。地面には、ふかふかの「床」が50cm以上積み重なっています。これは、EM(有用微生物群)を使用し活性化された土着の微生物が、木くずや鶏の食べ残し(餌や草の茎、ツルなど)を発酵させてできた堆肥で、森の腐葉土と同じような働きをしています。
冬でも暖かい亜熱帯の気候だから、たえず発酵が進み、糞などもすぐ分解されるので、腐敗して不衛生な環境になることはありません。消毒や殺菌などで薬品を使う必要がないのです。
自家配合自然飼料
■100%自然飼料、添加剤や薬剤不使用
トウモロコシ、ヨモギ粉末、海藻粉末、木さく液、牡蠣ガラ、山土などをオリジナルブレンド。添加剤や抗生物質などの薬剤や化学薬品は一切使用していません。
また、鶏舎内の堆肥は鶏たちの腸内環境を健康に保つ発酵食品(人間で言うとヨーグルトや納豆のようなもの)の役目を果たしていて、昔の養鶏が農家の庭先の土をついばんでいたのと同じ働きがあります。
■青草を一年中与えられるのは冬でも温暖な沖縄だから
毎日トラックいっぱいに自然の青草を刈ってきて、食べやすいように刻んで与えている宮城さん。鶏はこの青草が大好き。青草をもらえる時間になるとトラックの音を聞きつけて、そわそわし始めます。
本土が大雪の真冬でも緑の絶えることがない沖縄だから、一年中青草を与えることができます。年配の鶏ほど体内の酵素不足を補うために、一生懸命に青草を食べています。これも昔の農家の庭先にいる鶏たちが、好んで草を食べていたのと同じ環境です。
■サンゴで濾過された、ミネラルウォーター
天然の濾過装置の働きをするサンゴの台地に降った雨は、地下水となって蓄えられます。みやぎ農園では、この地下水を汲み上げた天然のミネラルウォーターを鶏たちに与えています。
卵集めもすべて手作業
鶏の健康を第一に考え愛情を惜しまない
■薬を一切使わずに雛から育てる
通常の養鶏では効率重視のために、一番病気にかかりやすい雛の時期には薬を大量に使うのが一般的です。ところがみやぎ農園では、雛から育てはじめ平飼い鶏舎へと移される120日間、一切の薬を使わずに育てているのです。もちろん、成鶏になってからも、添加物や薬品を一切使わないエサを与えています。
このように、みやぎ農園が苦労して確立した自然養鶏の卵は、文献の時代の卵油を再現する原料として理想的な卵でした。ストレスがかかるとトガッてくるという卵ですが、コロンと丸っこいみやぎ農園の平飼い自然卵が、ちえの輪卵油の原料です。
■有精卵のできる環境、オスも一緒
自然界では当たり前のことですが、みやぎ農園の平飼い鶏舎の中ではオスの鶏も一緒に暮らしています。鶏舎に人が入ると、メスを守るようにオスが近づいてきます。
このオス達の存在が、メスのホルモンバランスを安定させ、メスしかいない状態に比べ産卵率も良く、穏やかにストレス無い暮らしができるようにしているのです。
■毎朝、手作業で卵を集めます
鶏が安心して卵を産めるようにといろいろ工夫を重ね、蓋を閉めると薄暗くなり、出入り口も一羽がやっと通れるくらいの産卵箱に改良。たいへんな手間がかかりますが、一日も休むことなくスタッフがひとつひとつ丁寧に卵を集めています。
毎朝、鶏たちの体調やご機嫌を直接見ることが出来るので、健康管理などに不可欠なのです。