自然の恵み工房

卵油の作り方

how-to

卵油で基礎からの健康づくり
作り方を伝えているのは、あなたの笑顔がみたいから

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卵油作り方教室

ちえの輪卵油は、沖縄の平飼い自然卵が原料です。沖縄にある自社工房で、卵を割るところから丁寧な手作業で卵油作りをしています。不整脈や動悸などの心臓の不調、更年期や自律神経の不安から解放された体験談の実例がたくさんある卵油ですが、ご家庭でも作ることができます。

卵油で健康になった柴山弘文の願いは、卵油で多くの人が健康と笑顔になることです。ちえの輪卵油の品質に近い卵油を自分で作るにはどうしたらいいか、ここでは作り方から原料の卵選びまで、そのコツとポイントを細かくお伝えします。

白身がいっさい入らないように
カラザまで徹底的に取り除く

換気設備が十分ではないご家庭では煙もたくさん出てニオイも家の中に残りますので、屋外で作ることをお勧めします。

1)卵をボウルに割り入れる

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普段お料理のとき、卵の白身と黄身はどうやって分けていますか?卵の殻を使いますよね。卵油作りをする場合は、白身が入らないように丁寧に黄身だけ取り出すので、殻は使いません。ボウルに卵を割り入れて下さい。殻や指に当って破れてしまった黄身は使いません。

2)手を使って黄身だけを丁寧に取り出す

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指と指の間を黄身が落ちない程度に開き、黄身だけをすくい出します。そうすると、指の隙間から白身がスルスルッと落ちます。白身が全部落ちるまで左右の手で行ったり来たりさせて、最後に黄身についているカラザも取り除きます。一度に黄身は1つずつ取り出していきます。

3)白身が入らないことが大切です

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きれいに白身とカラザを取った黄身は、直接フライパンに入れていきます。カラザを取るときに黄身の袋が破れてしまうことがあるので、その場合はこぼしてしまう前に急いでフライパンに入れて下さい。万が一、白身がフライパンに入ってしまったら、キッチンペーパーできれいに拭き取ってください。 直接フライパンに入れていきます

色むらや大きなダマができないように
手作業で丁寧に根気よく

4)火加減の調整

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最初はフライパンが温まるまで強火にします。木べらで炒り卵を作る要領でかき混ぜていくと、黄身が固まってスクランブルエッグのようになってきます。ここで火を弱め、とろ火~弱めの中火くらいの間で調整します。コンロのカロリーや外気温などの条件によって、同じ火の大きさでも火力が違います。フライパンの中の様子を見ながら、加減して下さい。

5)ひたすら細かくする

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黄身を切るように根気よく小さくしていきます。弱火で20~30分ほど炒っていくと1cm~5mmほどのサラサラとした黄色い塊になってきます。ここで煙が出るようなら火が強すぎるので、さらに弱めて下さい。ここまで細かくなったら、今度はすりつぶすように(裏ごしをするような感じで)木べらでさらに細かくしてください。

6)目標はコーヒー豆を挽いたくらいの色と細かさ

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すりつぶして細かくなったものから水分が完全に飛んで、きつね色になってきます。ここで黄色い状態のものは、まだ水分が残っているので、まんべんなくきつね色になるまで続けます。やがてきつね色から茶色の顆粒状になってきたら、細かくする作業はここまでです。あとは、全体にまんべんなく熱がまわるように、ゆっくりと混ぜていきます。ここまで45分~1時間くらいです。 きつね色から茶色の顆粒状になってきた

煙が出るので驚かないでください
ジワッと卵油ができる感動の瞬間

7)煙が出るほどにゆっくり混ぜる

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茶色が濃くなってくると、煙もだんだんと濃くなってきます。茶色から黒に近づいてくると煙もスゴイことに。煙が出れば出るほど、さらにゆっくりと混ぜます。料理上手な人ほど煙が出てくると、どうしても無意識に一生懸命混ぜてしまいますので要注意です。卵油が出ない失敗の原因は、ここで混ぜすぎている場合がほとんどです。混ぜ方が速いと熱が逃げてしまい、ここから進行しなくなってしまいます。また、煙がたくさん出るのでビックリして火を止めてしまい、そこで失敗したと思って諦めてしまう人もいます。

8)サラサラからシットリへ変化

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煙が濃くなってくると、コーヒーの粉のようにサラサラの状態だったのが、黒くシットリしてきて、やがてベタベタした泥のような状態になってプクプクと泡立ってきます。ここまできたら、もう混ぜるのをやめて卵油がにじみ出てくるのをひたすら待ちます。やがて黒い液体が泥状のところからジワジワと見えてきます。ここまで1時間15分~1時間45分くらいです。

9)待望の卵油がにじみ出てくる瞬間

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グツグツと煮えたような状態になって卵油がにじみ出てきたら、フライパンを30度ほど傾けカスを高い方に引き上げます。高い方の下に火が当たるようにフライパンを移動させ、遠火になった分だけ火力を強くします(中火~強火)。ボンベに熱が伝わらないよう、フライパンの位置には気を付けてください(爆発しないように・・・!)。モウモウとした煙とともに、フライパンの低い方に真っ黒いエキス卵油がたまってきます。

10)煙に負けずに卵油を絞り出す

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木べらを使ってフライパンの底にカスをギューっと押しつけると、ジワ~っ、上下を返しながら絞り続けるとさらにジワ~っと卵油がにじみ出てきて、フライパンの低い方にたまってきます。非常にたくさん煙が出ますが、火を弱めてしまうと卵油が出るのも止まってしまうので、煙に負けないで頑張ってしぼり続けます。

血の巡りと自律神経の働きを良くする卵油 薬ではないので毎日気長に続けましょう

11)火を止めてカスを捨てる

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十分に卵油が出たら火を止め、カスを捨てます。火を止めるとすぐにカスが溶岩のようにガチガチに固まってしまうので手早く行いましょう。カスは非常に熱いので、十分に注意をしてください。

12)熱いうちに卵油をこします

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ロート状にした油こし紙を乗せた耐熱ガラス容器を用意します。できたての熱いうちに卵油を注ぎ、カスを取り除きます。フライパンから油こし紙に注ぐときは、ゆっくり過ぎるとフライパンの裏に卵油がまわってこぼれてしまうので、慎重になりすぎないように手早く注ぎましょう。

13)卵油の完成です

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油こし紙から卵油がガラス瓶の中に自然に落ちてきますが、カスがたくさん入っていると時間がかかる場合があります。できたての卵油はとっても熱いので、ヤケドに気を付けてください。最後の一滴が落ちたら、油こし紙を取り除きキチンと蓋をして充分冷ましたら、卵油の完成です。保存は室温で、陽の当らない冷暗所や戸袋などで大丈夫です。冷蔵庫に入れる必要はありません。数年はそのまま保存がききます。

14)飲む時はカプセルに入れて

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用意するものは、ゼラチンのカプセルとスポイトです。薬局に行くとゼラチンのカプセルを売っています。今はインターネットでも買えます。サイズは♯0(0号)です。スポイトは文房具屋さん、または100円ショップに売っています。カプセルはフタと本体に分けられるようになっていますので、本体の方に口切りいっぱい卵油を入れ、カチッという感触があるまでギュッとフタをして密閉して下さい。

卵を選ぶ大切な5つのポイント 自分の目で確かめるか電話して聞いてみましょう

昔、農家の庭先で飼われていた鶏が産んでいた卵、というのが選び方の基準になります。イメージとしては浮かんでくると思いますので、大切な点を5つにまとめてみました。

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沖縄県南城市のみやぎ農園

柴山弘文の卵の選別

  • 1)平飼いで大地の上で育てている
  • 2)薬を使わないで育て、エサも無添加のものを与えている
  • 3)草など自然のエサを食べ、天然水を飲んでいる
  • 4)陽を浴びて風に当っている
  • 5)オスも一緒に飼っている

地元にこのポイントをクリアしている卵があれば、実際に見学に行って自分の目で確かめてみましょう。デパートやスーパー、インターネットなどでいい卵を見つけた時は、電話をして確認をしてみましょう。愛情をもって昔ながらの養鶏をしているところでは、エサや飼い方などについて自信を持っているので、一生懸命に説明してくれて見学もOKだったりします。

有精卵はすぐに成長が始まるから
新鮮なうちに卵油作りをしましょう

新鮮な有精卵

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抗生物質を使わない新鮮な有精卵

昔ながらの飼い方でオスも一緒に飼っていれば、有精卵が産まれます。オスの数の方が少ないのですべてのメスと交尾するわけではありませんから、一部は無精卵になります。オスと一緒に飼っている鶏の卵でも「有精卵」とは書いていないこともありますので、表示だけに頼らないで確認をしてください。
有精卵は産まれるとすぐに卵の中で成長を始めます。新鮮な卵で卵油作りをするのは、成長とともに卵黄の成分が失われないうちに卵油にするためです。鶏が卵を産んでから24時間以内に卵油を作るのが理想的です。

卵油がにじみ出てくる動画

※音声が出ますのでご注意ください。

著者情報

柴山弘文 有限会社自然の恵み工房代表取締役

卵油作り方教室の講師を長年務め、全国400カ所以上で指導。昔ながらの卵油を製造することを目標に原料探しと試作を始め、沖縄産の平飼い自然卵を原料に「ちえの輪卵油」を製品化。また、沖縄産の野菜が持つ多彩で豊富な健康成分を摂りやすくした「なちゅらだま」を開発。

自然の恵み工房
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