食生活で健康になるにはどうしたらいいですか?
食生活を改善して健康維持を図るには、高カロリー食も含めた様々な食材をバランス良く食べましょう。現代人の食生活は、洋風化の影響を受け非常に高脂肪、高カロリーです。しかし健康志向やダイエットのために、極端に高カロリー食を避けても健康に悪影響を及ぼします。必要な栄養を、バランス良く適量摂取することが大切です。
食事はバランスよく食べましょう
農林水産省の食事バランスガイドによると、食事は主食、副菜、主菜、乳製品、果物の順に多く摂取するよう紹介されています。主食はごはんやパンなどの炭水化物、副菜は野菜や海草などのビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれる食品、主菜はたんぱく質の供給源となる肉や魚などです。目安として参考にしてください。
和食は食事の理想形
和食はユネスコの無形文化遺産に登録されるほど栄養を理想的に摂取できるため、健康食としておすすめです。和食は一汁三菜を基本としており、主菜には魚、副菜には豆や野菜が多く使われているため、脂肪が少ないのが特徴です。味噌汁の味噌にはコレステロールを下げるたんぱく質や、血行改善に効果のあるビタミンEが含まれています。
食べる習慣をしっかりとつけましょう
理想的な食生活には、食事の内容だけでなく食習慣も重要です。毎日3食摂ることは非常に大切で、中でも朝食を摂ると様々な効果が得られます。人は寝ている間、何も食べることができないので、朝起きた時には体を動かすエネルギーが不足した状態になっています。朝食を摂ることによって脳に栄養が補給され、集中力や記憶力、持続力が増します。食べ物や水分によって胃が刺激されるので胃腸が目覚め、便秘の改善にもつながります。
逆に朝食を抜いてしまうと、栄養が補給されないので、頭がぼんやりしたり、疲労を感じてしまいます。その状態で昼食を摂ると血糖値が急激に上昇し、糖を細胞に取り込むホルモンも大量に分泌されます。それによって膵臓への負担が大きくなり、糖尿病のリスクが高まってしまうのです。健康のために、1日3食を心がけてください。
朝食を抜くこと以外にも、食事を摂るにあたって注意すべき点がございます。たとえば、携帯やテレビを見ながらの食事や早食いは、目や舌などから入ってくる情報が欠乏し、脳が満腹感を得る妨げとなります。食事の時は食事のみに集中して、食材の味を感じながらよく噛んで食べましょう。